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    映画『シン・ウルトラマン』大ヒット記念!古谷敏さんトークイベント付き『ウルトラマン』4K 特別上映会レポート

    映画『シン・ウルトラマン』の大ヒットを記念する庵野秀明セレクション『ウルトラマン』4K特別上映が、本日6月3日(金)から全国13劇場でスタートしました。

    上映初日には、古谷敏さん(ウルトラマン スーツアクター)がゲストとして登場するトークイベント付き特別上映会を実施しました。

    写真:清水節さん(左)、古谷敏さん(右)

    トークイベント付き『ウルトラマン』4K 特別上映会レポート

    イベントには、古谷敏さんと清水節さん(映画評論家・クリエイティブディレクター)が登壇しました。今回、映画『シン・ウルトラマン』の企画・脚本・総監修をつとめる庵野秀明さんが選んだ4本の作品が初めて4Kで特別上映されることを記念して、ウルトラマンに関する熱いトークが行われました。

    古谷さんは、和服に身を包み登壇し「待ってました!」と声の上がる会場に笑顔を見せました。

    まず話題は『シン・ウルトラマン』について。本作のクレジットロールには、ウルトラマンのCG原型モデル、そしてモーションアクションアクターとして古谷さんの名前が記されています。

    『シン・ウルトラマン』を鑑賞しての感想
    古谷さん「随所にちりばめられている初代ウルトラマンの要素に製作側のウルトラマンへの愛を感じた。庵野さん僕のこと好きなんでしょうね」

    今回CG技術も駆使し再現された新たなウルトラマンについて
    古谷さん「ぼくよりもかっこいい(笑)あのしなやかさは僕には出せなかったな」「あの素晴らしい『シン・ウルトラマン』という作品を、CGを使わずにワンカットでも撮影したいですね。」

    その後トークは、今回の4K上映作品を選定した庵野さんから事前に寄せられた、選定にいたったその経緯と各作品へのコメントに触れながら進みました。

    「まったく新しい宇宙人をつくる」というウルトラマン誕生当時の制作陣の期待にこたえるべく、アクション未経験ながらプロレスや空手から着想を得て挑んだ戦闘シーンや、スーツアクターならではの、表情の見せられない中で演技を行う苦悩などに関する話に、会場を埋め尽くしたみなさんは食い入るように耳を傾けていました。

    古谷さんは改めてウルトラマンという存在に対する思いを聞かれ、「自分の演じるウルトラマンに悩み、一時は役を降りたいと考えた時、撮影所へ向かうバスの中で子供たちが「ウルトラマン!」「怪獣!」と嬉しそうに話す姿に、「ウルトラマンは夢を与えているんだな。自分が役を降りてしまったら、その夢を終わらせてしまう」と、自分にしかできないウルトラマンへの誇りとなったことを語りました。

    会場スクリーンには、ウルトラマンのスーツを身にまとった古谷さんと、円谷英二監督が初めて対峙したときの写真が映し出され、当時の会話についてのエピソードが語られました。

    古谷さん「この時、円谷さんが言ったのは、息苦しくないか?目見えるか?という意外な優しさの言葉、そして「ウルトラマンは子供たちに夢を与えなければならない」と語られました」

    今回聞き役をつとめた清水さんは、4Kで上映された『ウルトラマン』について、「色の鮮やかさがぐっと上がって、コントラストが明確。昭和40年代にタイムスリップした気持ちで鑑賞してもらいたい」と、4K映像から新たに見つかる作品の魅力に期待の言葉を寄せました。

    古谷さんは、新たに世を沸かせるウルトラマン作品『シン・ウルトラマン』に対して、以下のような明るい言葉でトークイベントを締めくくりました。

    古谷さん「『シン・ウルトラマン』という作品をきっかけに、過去のウルトラマンにもたくさんの方に興味を持ってもらえたら嬉しい。2回3回とは言わずに、10回以上は見なきゃいけないね」

    庵野秀明セレクション『ウルトラマン』特別上映 開催情報

    庵野秀明セレクション『ウルトラマン』エピソード4作品

    第18話「遊星から来た兄弟」
    監督:野長瀬三摩地
    脚本:南川竜・金城哲夫
    凶悪宇宙人 ザラブ星人/にせウルトラマン 登場回

    第26話「怪獣殿下(前篇)」
    監督:円谷一
    脚本:金城哲夫・若槻文三
    古代怪獣 ゴモラ 登場回

    第28話「人間標本5・6」
    監督:野長瀬三摩地
    脚本:山田正弘
    三面怪人 ダダ 登場回

    第34話「空の贈り物」
    監督:実相寺昭雄
    脚本:佐々木守
    メガトン怪獣 スカイドン 登場回

    実施期間
    2022年6月3日(金)~12日(日) (全10日間)

    上映劇場
    東京:TOHOシネマズ 日比谷・TOHOシネマズ 新宿・TOHOシネマズ 池袋・109シネマズ 二子玉川
    神奈川:横浜ブルク13・川崎チネチッタ
    愛知:109シネマズ名古屋
    大阪:TOHOシネマズ 梅田・TOHOシネマズ なんば
    京都:TOHOシネマズ 二条
    兵庫:OSシネマズミント神戸
    福岡:T・ジョイ博多
    札幌:札幌シネマフロンティア

    ※4Kで上映します。

    庵野秀明 氏 作品選定に関するコメント

    ●第18話「遊星から来た兄弟」
    M5曲が初めて劇中にかかり、初めてウルトラマンがヒーローとして自覚的に描かれたエピソードだと感じています。発射と命中が同画面に収まっている近距離での夜のスペシウム光線が素晴らしく、4K大画面に映えるかと思い選びました。

    ●第26話「怪獣殿下(前編)」
    怪獣を特異なキャラクターとして子供視点も交えながらリアルに描いたエピソードだと感じています。M-4T2曲が流れカラータイマーの点滅音が響く中、ウルトラマンが美しくやられていく様が、4K大画面に映えるかと思い選びました。

    ●第28話「人間標本5・6」
    宇宙人を怪異なキャラクターとして人間を標本にするという恐怖をサスペンス的に描いたエピソードだと感じています。何はともあれウルトラマンの滞在時間が長くその分楽しめるのと、ダダに決まる蹴りの格好良さが、4K大画面に映えるかと思い選びました。

    ●第34話「空の贈り物」
    ウルトラマンの空想世界を自覚的に寓話として真面目に描いたエピソードだと感じています。映像は実世界の一部を意図して切り取り積み重ねて構成されている面白さが、4K大画面に映えるかと思い選びました。

    【関連情報】「円谷特殊技術研究所」DVD-BOX 好評発売中

    本DVD-BOXには、庵野秀明氏が愛して止まない円谷プロTV14作品から厳選セレクトした各1話のベストと、樋口真嗣氏による『ウルトラファイト』10選を特典映像として収録しています。

    商品概要
    ・発売/販売元:株式会社 円谷プロダクション
    ・仕様:DVD片面2層4枚組
    本編388分・映像特典26分/MPEG-2
    リージョンコード:2(日本国内での再生を前提として販売)
    音声:DolbyDigital(モノラル)・一部ステレオ
    「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」とは

    商品情報
    https://store.m-78.jp/products/4562294004912

    「円谷特殊技術研究所」DVD-BOX 収録リスト</h$>

    DISC 1 ウルトラシリーズ編 I
    1 『ウルトラQ』第19話 2020年の挑戦
    2 『ウルトラマン』第18話 遊星から来た兄弟
    3 『ウルトラセブン』第43話 第四惑星の悪夢
    4 『帰ってきたウルトラマン』第31話 悪魔と天使の間に…

    DISC 2 ウルトラシリーズ編 II
    1 『ウルトラマンA』第14話 銀河に散った5つの星
    2 『ウルトラマンT』第33話 ウルトラの国大爆発5秒前!
    3 『ウルトラマンレオ』第3話 涙よさよなら…
    4 『ウルトラマン80』第44話 激ファイト! 80 vs ウルトラセブン

    DISC 3 特撮ヒーロー編話
    1 『ミラーマン』第44話 魔の救出大作戦
    2 『ジャンボーグA』第30話 J-A J-9を処刑せよ!
    3 『ファイヤーマン』第12話 地球はロボットの墓場

    DISC 4 特撮ドラマ編
    1 『怪奇大作戦』第4話 恐怖の電話
    2 『マイティジャック』メガグラフィティ
    3 『戦え!マイティジャック』第12話 マイティ号を取り返せ!!(前編)

    『シン・ウルトラマン』大ヒット上映中

    次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。
    通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【禍威獣特設対策室】通称【禍特対(カトクタイ)】を設立。

    班長・田村君男(西島秀俊)、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)、非粒子物理学者・滝 明久(有岡大貴)、汎用生物学者・船縁由美(早見あかり)が選ばれ、任務に当たっていた。

    禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。
    禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、神永とバディを組むことに。
    浅見による報告書に書かれていたのは・・・【ウルトラマン(仮称)、正体不明】。

    公式サイト:https://shin-ultraman.jp/
    公式Twitter:https://twitter.com/shin_ultraman
    TSUBURAYA IMAGINATION『シン・ウルトラマン』関連ページ

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