『ウルトラマンオーブ』第25話、いかがでしたか？

それでは早速、隠されていたサブタイを発表します！

 

 

今回隠されていたサブタイトルは『ウルトラQ』第28話「あけてくれ！」でした！

車に閉じ込められてしまったジェッタのセリフでした。

こちらはオリジナルの「あけてくれ！」より

さすがジェッタ、時空を越えて見事なシンクロを見せてくれました。

 

『ウルトラQ』第28話「あけてくれ！」も 、今回の『オーブ』と同じく『ウルトラQ』の最終回です。
ただ初回放送時には、内容の難解さと怪獣などのキャラクターが出ないことから放送が見送られたという
いわく付き？の話数でもあります。

もともと『ウルトラQ』とは、怪獣、SF、ホラーなど、
様々なジャンルでのアンバランスを描くオムニバスドラマとして制作がスタートし、
その後、怪獣ものをメインとする内容に路線変更が行われました。

そのため、怪獣がメインに登場する話を前に持ってくるなどの放映順変更が行われ、
この「あけてくれ！」も、後番組の『ウルトラマン』開始との兼ね合いもあり、放送が見送られてしまったのです。

もし、怪獣ものへの路線変更がなかったら、後のウルトラマンシリーズはどうなっていたのか…そんなifを想像するのも面白いかもしれません。

 

そんな色々とあった「あけてくれ！」ですが、「金八先生」の小山内美江子さん脚本による、
どこか現代にも通ずるところがあるSFストーリーです。

ドライブに出かけた万城目淳と江戸川由利子は、道に倒れていた男・沢村を助けるが、沢村は「あけてくれ！」と言い残して気を失ってしまいます。同じ頃、空中を走る列車が街の夜空を飛び去っていく…そんなシーンから物語は始まります。

そしてラスト、冒頭とは違う沢村の叫びで物語は幕を閉じますが、
この叫びに共感できるか、恐怖を感じてしまうか、見る人によって感想が分かれそうなお話でもあります。

とにかく後を引く内容でもあるので、今日は『オーブ』最終回の余韻に浸りたい！という方は、後日改めてご覧になることをオススメします。

さらに「ウルトラQ」には、先に説明した制作当初の経緯から、怪獣・宇宙人といったキャラが登場しない話がいくつか存在します。
それが、第17話「1/8計画」、第22話「変身」、第25話「悪魔ッ子」。どれも、ストーリー、描写ともに非常に優れた内容でオススメのお話です。

 

 

さて、本連載も『オーブ』の最終回に伴い終了…かと思いきや、実はあと１回続きます！
2017年3月11日公開の『劇場版 ウルトラマンオーブ　絆の力、おかりします！』にも、歴代シリーズのサブタイが隠れていることがわかりました！

いったいどのシリーズのどのサブタイなのか…。想像を膨らませながら公開日をお待ちください！
『劇場版 ウルトラマンオーブ　絆の力、おかりします！』　お楽しみに！

ウルトラマンシリーズはバンダイチャンネル、hulu、Amazonプライム・ビデオなどで配信中！