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    豪華吹替キャスト&シャノン監督、アオシマ共同監督登壇!Netflix映画『Ultraman: Rising』特別上映会レポート

    Netflix『Ultraman: Rising』の世界配信開始を記念して、豪華日本語吹替え版キャスト、そして、アメリカから2名の監督が来日登壇し、配信開始記念 特別上映会が都内にて行われました。

     

    イベントレポート

    ついに世界配信がスタートしたことを記念し行われたこの日のイベントには、本作の主人公サトウ・ケン役の山田裕貴さん、ケンの父親・サトウ教授役の小日向文世さん、ケンとの交流を深めるジャーナリスト、ワキタ・アミ役の早見あかりさんという豪華日本語吹替え版キャストに加え、シャノン・ティンドル監督とジョン・アオシマ共同監督もこの日のために来日登壇しました。

     
    本編上映後には、3人のキャストが登壇。鑑賞後の興奮冷めやらぬ客席のファンへ向け、早速山田さんが「作品はいかがでしたか?」と問いかけると客席からは再び大きな拍手がわき起こり、「配信作品なので、皆さんの温度をこうして生で感じることができて本当に嬉しいです」と笑顔で挨拶しました。続く、小日向さんと早見さんも、「大きなスクリーンで観られたのが本当に羨ましいです!」と、この日だけの特別な上映会を実施できた喜びを口にしました。

     

    トークセッションのはじめ、主人公・サトウ ケン、そしてウルトラマンを演じたことに対して山田さんは「自分の父親がプロ野球選手だったのもあって、野球選手がどのような生活をしているのかを自宅で見ていて、当時の父の姿とリンクする部分も感じながら演じました。父も自分もシャイで口数が少ないタイプなので、この作品から父親と子供との距離感を学ばせていただきました。すごく、自分の心とリンクしながら演じることができたと思います」と、自身の境遇とも強く重なる部分があるキャラクターへの思い入れを滲ませました。

     

     

    続いて、ケンの父親であるサトウ教授を演じた小日向さんは、まさにそんな親子の印象的なシーンについて「ケンがまだ小さいときに、緊急事態に飛び出していった父親がウルトラマンの姿になって窓の外に立ち上がるシーンがすごく格好良くて、観ていて『うぉー!』となりました」と、作品冒頭のウルトラマンの変身シーンに興奮したことを明かし、さらに、「後半にケンと教授が親子で共に戦うシーンは胸が熱くなりました」と、イチオシのシーンに熱量高くコメントしました。

     

     

    そして、自身と同じく子育てと仕事を両立させるジャーナリストのワキタ・アミについて、早見さんは「今3歳半の娘がいて、保育園に行かせたり、祖父母に頼りながら、自分も仕事をさせていただいていて、自分の見ていないところでも知らず知らずに育っていくことを実感している」と、自身に重なる部分も大きいと語り、作中でケンがアミい子育てについて相談する場面を振り返りながら、「子供のおかげでいろいろなことに気づかされるのは私たち大人の方なんだ、というアミの考えや働き方には本当に共感する部分がありました」と、母親ならではの目線で自身の演じたキャラクターについて語りました。

      

    作中では、ウルトラマンであり、同時にプロ野球選手であり、さらに怪獣の子供を育てる父親でもある主人公ケンの苦悩と決断が描かれるが、続いてのトークでは何かを守るために決断したことがテーマに。小日向さんは「やっぱり自分の子供ができた時に『この子たちのために頑張らなきゃ』と強く決断したのを覚えています」と、まさに、作中で演じた父親としての姿勢のように、自身も我が子を守るたるために強い気持ちが芽生えたことを明かしました。また、早見さんは高い理想を持っていた過去の自分を顧みて「自分の理想に向かって走りすぎることをやめる決断をしました。どんなに適当でも毎日を楽しく生きている人はそれだけでみんな偉いなと気づいて」と、自身の心持ちや人生観も踏まえてコメントしました。そして、作品のテーマでもある、自身が大切にしている調和については、それぞれ仕事とプライベートの調和についてなどを語る中、山田さんは「過去には作中のケンのように、グワーッと、ただひたすらに仕事に向かっていたこともありましたが、他人のことを大切にしながら自分のことも大切にしなければという調和は、自分も家族を持って強く感じています」と、沢山を仕事をこなす中で、自分自身や家族を大切に思う気持ちとの調和を大切にしていると温かい面持ちで語りました。

     

    それぞれの誠実な回答にトークセッションも盛り上がりを見せる中、最後に改めて本作への思いを聞かれ、山田さんは「作品を観た方の感想を見ると『日本が舞台だったんだ!』という感想も多くて、ウルトラマンは日本で生まれたキャラクターですが、海外のクリエイターさんたちが本当に細やかに、愛情を持って作ってくれたことをすごく感じて嬉しかったです」と、全編を通して作り手の日本への愛が溢れる部分が見どころと語り、加えて「ケンが自分の子供として育てるエミが攻撃される場面は、アフレコをしながら本当に腹が立ったのを覚えていて、『あ、これが“父性”か!』となりました。そういう、自分の中で気づかされた部分もあって、本当にこの作品をやれて本当に感謝しています」と、主人公の感情に寄り添って感慨深い様子をみせました。小日向さんは「遂に自分がウルトラマンの世界に参加することができたのは、俳優としてとても誇りに思っています。そして、ケンと教授が二人で力を合わせて戦う場面を観ながら、自分自身もこれから息子と力を合わせて何ができるかなと考えて、いつかその答えがでたらいいなと、この作品を観ながら思いました」と、自身の息子との関係を思い浮かべながら愛情溢れる様子で語りました。そして、早見さんは「『シン・ウルトラマン』に続いて、ウルトラマン作品に携わらせていただいて本当に嬉しいです。この作品は小さなお子さんから大人まで楽しめる作品だと思いますが、自分の娘も最近、私が出ているドラマを見ていて『なんでテレビにママがいるの?』と違和感を感じているよう、ウルトラマン作品に出ることはすごく自慢できることなので、娘がそれをちゃんと理解できるようなった時に、『ウルトラマンに出ていたんだよ!』と伝えてプレゼントしてあげたいです」と、自身の娘にも将来作品を楽しんでもらうことに期待を寄せました。

     

     

    そして、イベントが行われたこの日は「父の日」ということで、作品にとっての「父親」であるシャノン・ティンドル監督とジョン・アオシマ共同監督も温かい拍手に迎えられ登壇しました。ティンドル監督は「正直に言うと、日本語吹き替え版を観るのは今日が初めてではなくて、我慢できなくて数週間前に観てしまったんですが、今日ももう一度観て、改めてとても圧倒されました。キャストの皆さんの声のおかげでこの作品を一つ上のレベルに引き上げてくれたと思っています」と、日本語版の吹替キャストを大絶賛しました。アオシマ共同監督も「皆さんの演技によって、キャラクターに本当の命が吹き込まれました。また、作中で子供に対して話すときに声音が変わっていたのがとても素敵で印象的でした」と、声の演技の使い分けに驚かされた様子で同じく絶賛のコメントを寄せました。そして、長い構想期間を経て遂に世界へ向けて配信がスタートしたことについて、ティンドル監督は「作品は子供なので、親心としては守りたいという気持ちが強いですが、その子供たちが世界中の方に届くことが本当に素晴らしいですし、私たちの子供を皆さんが愛してくれたら嬉しいです」と作品への愛情を滲ませ、続くアオシマ共同監督は「配信を迎えるまでの道のりは本当に長く、携わった全員が頑張って作りました。ウルトラマンという歴史あるコンテンツがまた次の世代へと届けられることを本当に嬉しく思います」と、自身も愛するウルトラマンシリーズへの愛情たっぷりにコメントしました。その後、キャストから監督へ、ウルトラマンのフィギュアもあしらわれた花束が贈られ、「父の日」そして作品の配信開始を華やかにお祝いしました。


    フォトセッションでも揃いのポーズを決めて盛り上がる中、イベントの最後に山田さんは「沢山のスタッフやクリエイターの方々が関わって作ってくださった作品で、それが、日本を舞台とした、何より自分自身、戦隊ヒーローものの出身で、そんな自分が今度はウルトラマンに変身できるんだということがものすごく嬉しいです。“親と子”というのがテーマの作品ですが、どのような関係であっても、相手を理解しようとする気持ちの大切さを改めて思いながらこの作品を観ていただきたいです。どんなヒーローも人間なので悩むこともあって、それは僕たちと一緒なので、沢山共感できる部分があると思います。皆さんの『面白かった!』という声で是非このヒーロー、ウルトラマンを助けてあげてください」と、力強くも優しい言葉でイベントを締めくくりました。

     

     

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