「ウルトラQ」についていただいたコメント

僕は昭和35年(1960年)5月生まれですから『ウルトラQ』本放送(1966年1月開始)当時は5歳で、「これは本当かもしれない」とまだ信じられる年齢でした。第12話「鳥を見た」のシルエットで巨大化する鳥や、ただ立っているだけのラゴン(第20話「海底原人ラゴン」)、第25話「悪魔ッ子」の線路を歩く白い少女の画面とか、夜暗い時に観る状況も手伝って、『Q』はとにかく怖かった印象が残っています。当時のモノクロテレビの画像の粗さもそれを増幅させてました。
 ケムール人は意匠や造形、あの独特の動きによる雰囲気を含めて、あの存在自体が「怖い」んですね。頭の先から液体が出るから「あっ、生き物なんだ」と伝わってくるし、大股でトントンと飛んでいく走り方も印象的で面白かったですし、ギョロギョロと光って動く眼も怖かったですね。効果音もまた怖かったです。唐突に巨大化するし、おまけに舞台は夜の無人の遊園地だし、まるで怖さの集合体でしたね。心に残る話数です。
 第17話「1/8計画」も好きですね。人間が1/8のミニチュアの街を歩いて巨大に見えるシーンも面白いんですが、1/8の人間が1/1の世界にきて、巨大な電話やカメラや鉛筆のセットの中にいるのがまた面白かったですね。

監督・プロデューサー:庵野秀明

『ウルトラQ』みたいな、非常にメタファーというか、
風刺性が強い物語に出会った私たちは非常に幸運な世代。

生物学者:福岡伸一

一番最初自分をヴィジュアリストにさせてくれたのは、ウルトラのシリーズだし、
やっぱり『ウルトラQ』でしたね。

ヴィジュアリスト 手塚 眞

『ウルトラQ』が日本人のその無意識の中に、
どれほどの影響を与えたかっていうのは、すごく大きいと思います。

作家・演出家:鴻上尚史

怪獣デザインでここまで物語を盛り込めるっていうのはすごいな。
ちょっと不気味さが残るのが最高の作品だと思いますね。

絵本作家:よしながこうたく

『ウルトラQ』ってだいたい…対処法が毎回違うじゃないですか。あれが魅力。
絶対に子供側の、「嫌な大人だな」っていう視点を、取っ払わないのが本当に素晴らしいです。

アニメーター、アニメ演出家:雨宮 哲

私の今の経済観、あるいは金融観っていうのは
カネゴンが作ったって言っても過言ではないんです。

経済アナリスト:森永卓郎