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2016.11.04

2016.11.04

東京国際映画祭に「金城哲夫賞」全審査員が集結!脚本賞「金城哲夫賞」応募締切は11月末です!

11月3日(木・祝)TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、第29回 東京国際映画祭共催・提携企画として、脚本賞「金城哲夫賞」創設を記念した金城哲夫脚本作品のダイジェスト上映及び、本賞の審査員であるクリエイターたちによるトークショーが開催されました。

会場には『ウルトラマン』最終話でウルトラマンを倒した宇宙恐竜ゼットンも登場し、トークショーでは金城哲夫賞の主題である「ウルトラを超えろ。」を実現する作品をどう創るかについて意見が交わされました。

<ゲスト>
大友啓史(Keishi Otomo)/映画監督
高橋洋(Hiroshi Takahashi)/脚本家・映画監督
田中芳樹(Yoshiki Tanaka)/小説家
中島かずき(Kazuki Nakashima)/劇作家・脚本家

進行:清水節(Takashi Shimizu)/編集者・映画評論家
挨拶:大岡新一(Shinichi Ooka)/円谷プロ 代表取締役社長

<テーマ>
①なぜ「ウルトラ」は半世紀近くも続く作品になり得たか
②ゲストの代表作における戦略&戦術
③いま、時代を突破する企画とは

第29回 東京国際映画祭共催/提携企画「ウルトラマンシリーズ放送開始50年特別企画:脚本家・金城哲夫」
左から大岡新一、大友啓史、高橋洋、ゼットン、田中芳樹、中島かずき

■登壇者コメント

・中島かずき 氏
金城哲夫が素晴らしいなと思うのが、50年前の当時から海外戦略を念頭においていた事です。テレビ局側の要請もあったかもしれませんが、日本だけに収まらずに、海外の人たち含め誰が見ても判る様なかたちで企画の骨子を創っているのは、今の日本の作品づくりにおいても大事な事ではないかと思う。

僕らの世代は金城哲夫の偉大さが骨身にしみているので、“ウルトラを超えろ。”というのは無茶振りかもしれませんが、金城さんを知らない世代の人が無茶な企画を出してくれればいいなと思います。

私は「劇団☆新感線」では、演劇としては邪道かもしれませんが、自分が一番面白いと信じる漫画であり映画・アニメを、舞台の上でその面白さをどれだけ曲げずにお客さんに伝えられるかを創り続けてきました。

・田中芳樹 氏
『ウルトラQ』は全話見ました。「銀河英雄伝説」を書くにあたって、少数派の意見にも言い分や、そうせざるを得ない立場にあるという所をきちんとおさえていたのは、そのあたりが心に刻み込まれていたからだと思います。
自分の書きたいものを書くだけではなく、読んで下さる読者の事も考えなければならない。なるべく多めの量を書いて規定の範囲に削っていくのが、自分には最上のやり方と思っています。

世の中、何がうけるかわかりませんが、人間の長所だけを集めてヒーローにするのではなく、欠点を持たせておく。エンターテインメントとして弱い者いじめは唯一駄目ですが、多少悪いところがあっても読者は支持してくれると思いながら今日まで書いてきました。

最後に一言、一番大事な事ですが、小説家の言う事を鵜呑みにしないようにしてください。(笑)

・高橋洋 氏
『ウルトラマン』では、「ジュワッ」とか「スペシウム光線」等の画期的な発明が同時にいくつも起きていますが、そのフレームを多分金城さんが作ったのだと思います。何人かの脚本家を統括する金城さんが持っていたぶれない何か、明るさというものから生まれた感じがします。

二つの異質なものを混ぜ合わせる、『ウルトラマン』でいえば、誰かが悪いことして最後に神様が成敗するという人間の根源に訴えかける要素と、宇宙人がのりうつるという侵略SFみたいな要素を掛け合わせた事で、次から次へといろんな発明を生むフレームが出来たと思います。

時代を超えるという事はすなわち古びないという事ですが、例えば1940年代のハリウッド映画の中でも、あるものはたちまち古びてしまってますが、本気のリアクションは今見ても息をのむ様な表現です。

・大友啓史 氏
(金城哲夫の企画骨子は)ルールをひとつ決めながら、これに抵触しなければ自由なんだよっていうフォーマットだと思います。いろんな人がいろんな立場で関わってくる作品づくりというのは、最低限のところをしっかりおさえますが、金城さんの創作メモには刺激される言葉がいっぱいあり、言葉の一句一句に刺激されながらどんどんどんどん自由に創っていいんだよっていう事を、ものすごく簡潔にまとめていますね。だから当然これはインターナショナルにあたりまえに通じる事かなと思います。
目指していた事、内容、方法論も含めて越境していく感じが表れていると思いました。

思いがけない事が起きるのが現実ですが、フィクションがフィクションであるという事が最もつまらなくて、自分の周りを取り囲んでいる現実を見ながら、そこからどう飛び出して行くという事に興味があります。
「金城哲夫賞」では、完成度ではなくて字余りの様な熱量がじりじりと伝わって来る様な、作者の思い・願望を投影させたものを見たいです。

第29回 東京国際映画祭共催/提携企画「ウルトラマンシリーズ放送開始50年特別企画:脚本家・金城哲夫」 第29回 東京国際映画祭共催/提携企画「ウルトラマンシリーズ放送開始50年特別企画:脚本家・金城哲夫」

“ウルトラを越える”新たな可能性を切り開く才能に向け、トークショーはここに幕を下ろしました。「金城哲夫賞」は11月末まで応募受付中です。

終演後にはゼットンがお客様をハイタッチでお見送りしました。

第29回 東京国際映画祭共催/提携企画「ウルトラマンシリーズ放送開始50年特別企画:脚本家・金城哲夫」 第29回 東京国際映画祭共催/提携企画「ウルトラマンシリーズ放送開始50年特別企画:脚本家・金城哲夫」

★関連情報:「円谷プロダクションクリエイティブアワード 金城哲夫賞」

円谷プロダクションは、ウルトラマンシリーズ放送開始50年という節目の年に、半世紀前にシリーズの原型を築き上げた脚本家・金城哲夫の功績を改めて讃えるとともに、『ウルトラマン』のような永久不滅の作品を生み出すべく、「円谷プロダクション クリエイティブアワード 金城哲夫賞」を創設致しました。

求めるのは半世紀前、時代に先駆けた全く新しいヒーローと普遍的なドラマを生み出した、脚本家・金城哲夫を超える創造力です。テレビドラマの企画・脚本を募集し、受賞作品は映像化に向けて円谷プロがサポートいたします。同時に、円谷プロ作品の制作に參加する機会をご提供します。

円谷プロダクション クリエイティブアワード 金城哲夫賞
■概要

募集内容:テレビドラマ(30分×13話程度を想定)の企画書と第1話の脚本
※SF、ファンタジー、サスペンスなどジャンル不問

<審査員>
大友 啓史(映画監督)
高橋 洋(映画監督・脚本家)
田中 芳樹(小説家)
中島 かずき(劇作家・脚本家)
大岡 新一(円谷プロダクション 代表取締役社長)

応募期間:受付中~11月30日(水)
賞金:大賞(1篇)100万円/佳作(数篇)10万円
発表:2017年2月26日(予定)
※都内で授賞式を開催(詳細未定)

「円谷プロダクションクリエイティブアワード 金城哲夫賞」公式サイト

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