30分 / 全39話
放映期間 / 1993年4月3日~1994年1月8日
本放映 / TBS 土曜17:30~18:00
廃品を使って自分のパソコン<ジャンク>の立ち上げを試みる翔直人、井上ゆか、馬場一平の仲良し3人組と、同級生で友人がいない秀才・藤堂武史。
ある日、彼らが住む街・桜が丘の電話回線に、異次元宇宙から脱走してきた奇怪な力を持つ魔王カーンデジファーが侵入。武史の歪んだ性格に目をつけたカーンデジファーは、武史のパソコン内に居座り、武史を操ってコンピューター・ワールドを支配する事で現実世界を征服する作戦を始動させた。
そんな中、直人たちの<ジャンク>に、カーンデジファーを追って異次元からやって来た実体を持たないエネルギー状の生命体・エージェントが出現する。エージェントは一平がCGで作ったヒーロー・グリッドマンの姿と名前をもらい、直人と合体。コンピューター世界でカーンデジファーの放つ怪獣達との戦いに挑む。
本作は1993年に放送が開始された作品。パソコン通信の存在はあったものの、現在の様に多くの人が気軽に通信回線を使って情報を調べる時代ではなかった。そんな中、本作は通信技術、コンピュータウイルスといったものを作中に要素として積極的に取り入れた。『電光超人グリッドマン』その内容は、まさに現代のネット社会で巻き起こる事件を予見しているともいえる。今こそ再見の価値がある名作である。
現在のヒーロー作品では当たり前に見られるが、変身後のヒーローが更にフォームチェンジをするという設定をいち早く実写で取り入れた本作。物語中には多くの武器<アシスト・ウェポン>が登場し、グリッドマンがそれらと合体、変形する事でパワーアップをしていく。当時、玩具も多く発売され、話題を呼んだ。また、テレビ放送終了後も、小学館「てれびくん」で続編が連載される等、盛り上がりを見せた。
キャスト:小尾昌也、服部ジュン、須藤丈士、菅原剛、緑川光(グリッドマンの声)、真地勇志(ナレーター)ほか
監 督:曽我仁彦、神澤信一、村石宏實、川崎郷太、小中和哉、北村義樹、石井てるよし、高野敏幸
脚 本:平野靖士、平野美枝、川崎ヒロユキ、静谷伊佐夫、神戸一彦、新藤義親、右田昌万、大川俊道
特撮監督:佐川和夫
特撮監修:高野宏一