1967年「ウルトラセブン」の伝説がはじまった。
それまでのシリーズ作品(ウルトラQ・ウルトラマン)と趣を変え、
宇宙からの侵略者との対峙が明確になり、SF色の強いドラマとなった
シリーズの中で、今尚高い人気があり世代を超えて愛され続けている。

 

その魅力を語るのに無くてはならないのは、強靭なウルトラセブン・・・
地球での仮の姿である「モロボシ・ダン」にであることに異論を唱えるファンはいないであろう。

 

50年前の子供番組といえば、正義の味方/勧善懲悪などと思われがちであるが、
ウルトラセブンは、決して仰々しい正義の味方ではない。
偶然にも心を惹かれた地球人を信じて守ろうと決意した一人の宇宙人である。

 

ときに自らの行動に迷いながらも、使命を全うするために戦う姿は、苦悩する孤独な若者の物語ともみえる。
彼は、自らの命を捨てて友人を救う地球人に人生を変える程の感銘を受ける一方、
守り抜いた地球人が事件のあとで、更に強力な兵器の必要性を訴える姿を目の当たりにして憤りを感じる。
または、悪意の無い宇宙人に共存の道を訴えるも、地球人を守る為に戦わざるを得ないことになる。

 

SFドラマの奇抜さ、壮大な特撮シーン、斬新なデザインのヒーローや宇宙人の他に、
「ウルトラセブン」というドラマが50年にわたり色褪せる事の無い魅力が「モロボシ・ダン」を通して見えてくる。