切通理作「少年宇宙人 平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち」出版記念トークイベントを4/15(水)阿佐ヶ谷ロフトAにて開催！『ウルトラマンティガ』キャスト・スタッフ登場！

少年宇宙人平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち

『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』『ウルトラマンコスモス』『ブースカ！ブースカ！！』等、数多くの円谷プロ作品を手掛け、ノスタルジックだけど新しい、独特のスタイルを確立させながら、惜しくも2008年に逝去された原田昌樹監督の全仕事を振り返る書籍「少年宇宙人平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち」（二見書房）の出版を記念して、4月15日(水)に阿佐ヶ谷ロフトAにてトークイベント「Oldies But Goodies！君を想う力」が開催されます。

共著・切通理作さんの他『ウルトラマンティガ』に出演された高樹澪さん、大滝明利さん、影丸茂樹さん、脚本家の右田昌万さんら豪華ゲストが登場！そしてゆかりのスタッフ、キャストが集結するという貴重なイベントです！

■開催概要
催事名：「少年宇宙人平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち」出版記念トークイベント「Oldies But Goodies！君を想う力」
開催日：2015年4月15日(水)
会場：阿佐ヶ谷ロフトA
時間：OPEN 18:00／START 19:30
料金：前売1,800円／当日2,100円（＋飲食代）

前売券はローソンチケットで販売中！（Lコード：31869）

【出演】
高樹澪（『ウルトラマンティガ』イルマ隊長役）
大滝明利（『ウルトラマンティガ』ムナカタ副隊長役）
影丸茂樹（『ウルトラマンティガ』シンジョウ隊員役）
右田昌万（脚本家）

『ウルトラマンティガ』イルマ隊長『ウルトラマンティガ』ムナカタ副隊長『ウルトラマンティガ』シンジョウ隊員右田昌万

切通理作（共著者／ライター）
そしてゆかりのスタッフ、キャスト集結！

☆『少年宇宙人』ごあいさつ：切通理作（共著者／ライター）

切通理作人の気持ちがわかるものを撮れば、それは人に伝わる。
そう思ってるんです。（原田昌樹さんの言葉）

『少年宇宙人～平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち』は円谷プロやさまざまな場所でテレビドラマ、映画を演出した一人の監督を中心にしたドキュメントです。

その人・原田昌樹監督は、『ウルトラマンティガ』で初めてウルトラマンに参加した時のことを「レギュラーがあんなに仲のいいチーム、珍しかった。隊長の高樹澪さん自身が非常に気さくな方なんで」と語っています。

『ティガ』終わった時、レギュラー出演者やスタッフで一日海に遊びに行った思い出が原田監督にはあります。

「日帰りだったんだけど、夕方、海だから陽が沈んでいくのが見えるじゃないですか。沈んでから一時間ぐらい、みんなで海をボーッと見てたんですよ。だ～れもね『帰ろう』って言わないの。『ティガ』の撮影はもう終わっちゃってるから、これで帰ったら、もう同じ時間に戻れないじゃないですか。なんとなく去り難い。なんかね、すごい貴重ないい時間だなと思って。『こういう空間を共有出来るんだな』と」

私は惜しくもガンで逝去したご本人の遺志もあり、原田監督と仕事をした120人以上の関係者、現場スタッフの聞き取りを重ねました。

人をどれだけ、それと意識させないで作品に意識を向けさせ、気が付いたら楽しい時間を過ごしていた……という気分にさせるのか。人と人との関わりの温かさ。それが、役者のいい表情を掬って捉えることにもつながる。

そんな「場作り」の営為を聴いていく内に、いままで映像作品について文章を書いてきた私自身、作品が本当は何によって作られているのか、表面しか撫でていなかったのではないかと思い知ることとなりました。本書のタイトルが「監督原田昌樹と映像の職人たち」とある所以です。

今回のイベントは、原田監督ゆかりの方々に、もう一回集まって頂き、心がふるえる作品が生まれる瞬間を、追体験しようというものです。
ぜひそのひとときを共有くだされば幸いです。